もろかつらまる分かりの人が銭湯に来ていました。彼はそれでも態度は堂々としていたのです。あれはどう考えても蒸れるよなと思いながらもそれでも私はその人の事を無視出来なかったのです。どうしてかは分かりません。私の目はその人に釘付けになったのです。それは自分でも信じられない事でした。どうしてそうするんだろう。そんなに人の事を見てはいけないのに。それは私自身分かっているのですがどうしようもなかったのです。私が不思議だったのは彼が相当に年を取っている事でした。そんな彼が禿を隠してどうするんだという疑問がわいてきました。彼はそれを見破られていると分かっていないのだろうか。それは絶対にあり得ないはずなのに。芸能人だってそう言う人がいる事は私も知っていました。しかし彼等はお金をかけてそれをなるべく分からないようにしていると思います。でも我々凡人はそう言う訳にはいかないのに。彼はそれでも選択したのです。外見が大切なのか。
Copyright(c) NEYUKI.ORG All Rights Reserved.